丁寧に刹那的な生き方ができれば、
それが理想かもしれません。
母が、闘病の末、60代前半で他界して2年ほど経つ。
寂しさや虚無感とともに、痛感したことがある。
それは、「老後」というものが、誰にでもやってくる
ものではないのだ、ということです。
普通に考えれば、今この瞬間に生きていることが奇跡で、
人それぞれに寿命も違うのだから、当たり前のことだと
わかる。
でも、頭でわかるのとは違って、身体で実感させられた
という感じ。
母め。軟弱な娘のために、最後の力をふり絞ったか。
さて、いつ終わりがくるかもしれない残りの人生を
どう生き抜きましょうか。
中年にもなって年甲斐もなく…と笑われても、
『TIEMPO-ティエンポ-』の「柚樹」みたいに、
『DAYS』の「つくし」みたいに、
前のめりで、今しかないみたいに生き抜きたいです。